第25回JA福井県大会

福井県JAグループは平成30年11月27日、第25回JA福井県大会を福井県農業会館で開き、県下1JA合併基本構想を提案、県下1JA合併に関する決議を採択した。

大会決議

「県下1JA合併」に関する決議

農業・JAを取り巻く環境の変化は、依然目まぐるしく、多くの課題を抱えており、また、その影響が顕著なものとなってきている。

近年のマイナス金利政策の影響と各事業取扱高の落ち込み等により、事業総利益の減少が懸念される。更に、大規模農業関連施設の老朽化や平成31 年から監査法人による会計監査に移行することで監査報酬の支払いが発生する等、事業管理費の削減が限界に近い中で、事業赤字の発生が危惧される。

このような情勢のもと、農協改革集中推進期間を目前に控え、更なる自己改革に向け鋭意取り組みを進めてきた。担い手の育成と生産・販売力の強化を図り、農業者の所得増大や農業生産の拡大を実現し、更には協同組合としての総合事業メリットを最大限発揮するためには、県域での新たな組織の再編と事業の再構築が必要である。

福井県JAグループは、福井県JA合併促進協議会を中心に「県下1JA合併」実現に向けた組織協議を積極的に進めてきており、『県下1JA合併基本構想』は自己改革の羅針盤である。

今後、我々は、『県下1JA合併基本構想』をもとに準備を進め、「県下1JA合併」完遂と連合会の包括承継により、改革を加速化することを県下JA組合員の総意のもとに確認し、実践するものである。

  1. JA自己改革の断行と併せ、2020年4月の「県下1JA合併」を実現する。
  2. 『県下1JA合併基本構想』に基づき、組合員・役職員の意識改革を実践する。
  3. 県下12JAと中央会・各連合会は、県下1JA合併に向け、健全経営に邁進する。

以上、決議する。

平成30年11月27日
第25回JA福井県大会