プレスリリース - 2017年12月

若狭牛ブランドを守るため和牛繁殖委託事業の取組み開始

2017年12月15日

JA福井県経済連では県内の和牛生産基盤の維持のため、和牛の繁殖委託事業への取組みを開始します。全国的な和牛繁殖農家の高齢化や廃業により和牛子牛が減少し、素牛価格は5年間で1頭当り400千円も値上がりし、和牛肥育農家の経営を圧迫し、生産頭数も年々減少しています。
この状況を打開するため、JA福井県経済連が九州市場などから繁殖牛を導入し、県内繁殖農家へ管理を委託し、生産された子牛を県内の肥育農家へ安定した価格で供給することで本県の和牛生産基盤を維持していくことを目的とし、若狭牛を取り扱う食肉卸業者からも若狭牛ブランドを守るための本事業に対する期待が寄せられています。 
JA福井県経済連では新規事業として取組み、今回をモデルケースとして今後事業規模を拡大していきます。

1.導入日:平成29年12月17日(日)午前9時ごろ
 ※JA福井市管内の繁殖農家に九州(宮崎県)の家畜市場(12/16都城家畜市場のせり日)から繁殖牛を導入する。午前9時ごろトラックから牛を降ろし、牛舎に入ったところで取材対応します。
2.導入場所(委託農家):JA福井市管内の繁殖農家 渡辺高義氏の牛舎(福井市宿堂町6-26)
3.導入牛:繁殖牛2頭
※妊娠している雌牛で妊娠期間は市場のセリ後でないと分からないが2〜8ヶ月ぐらい。
※子牛が生まれる時期:平成30年2月から10月頃、子牛の出荷時期:平成31年10月から平成32年6月頃
※12月17日以外でもお問合せいただければ取材対応いたします。

【問合先】 この件に関する問い合せは次の通りです。
JA福井県経済連 生産販売部 畜産課 担当:小林康浩(携帯:090-7740-1706)TEL:0776−54−0205 FAX:0776−54−0396

■添付ファイル:182-和牛繁殖委託事業概要資料 .xlsx